新しい働き方と僕らの未来

WE ARE WHAT WE DO

◇はじめに

先日友人から提案があり、久々に「多己分析」なるものをグループで行いました。日頃の自分を見ていて、強みに思うところ、弱みに思うところ、才能として伸ばした方がいいところなど、メンターからの気づきをシェアし、自身の理解につなげるという内容のものです。

自己評価が低かったり、高かったり、案外、人というのは自分のことが分かっていなくて、他人の目に映る自分を知ることで、自身を正しく理解することに繋がるんですね。

強みや優れていることなど、自分にとって是非とも聞いてみたい内容もあれば、逆に耳の痛いこともあるわけです。どこかビクビクして、自分はそんなんじゃない!と思っても その現実を突きつけられる瞬間は、やはりショックなものです。

僕は長いこと、完璧であることを目指し、自分ではなく他人になることを追いかけて生きてきた気がします。「今の自分」に満足せず、常に高みを目指して頑張ってきた気がします。でも、所詮人間は不完全なもので、どんなに頑張っても完成することなどありません。結果、満たされないと感じることの方が圧倒的に多かった。

でも、何年か前にその時通っていたスクールの知人にこんなことを言われたんです。

もし仮に自分が女性だったとしたら、
トモさんの繊細でありながらも体当たりしていく、人間臭い部分に惹かれると思う。

設定がなんとも無理があるように聞こえるかもしれませんが、友人がここで伝えたかったことは、そういう繊細な部分こそが私の魅力だということです。自分が足りていないと感じていることの中に、人としての「味」があることを気づかせてもらいました。

以前、作家の田口ランディさんもこのように書いています。

絵を描いてみたい、自分を表現してみたいと思い、参加されたのは「衝動」が強いから。その衝動は抑圧されたネガティブな感情が原動力になっていたりもします。

どのような人として生まれても、人は必ず何かしらの不完全さをもっています。その不完全さをどう利用するか・・・で人生は違ってくるのだと思います。どちらかといえば、ハンディキャップを個性と呼ぶのではないでしょうか。

強みと弱みは表裏一体です。不完全であることの裏側には、自分にしか出来ない多くの可能性が秘められています。足りない部分を卑下し、不足を埋めて他人になろうとするのではなく、その不完全さを活かして自分にしか出来ないことを考えた方が人生はよっぽど豊かになると思います。

自分という特別な存在を愛し、あなたの魅力を最大限活かそう。

This is meファウンダー 
大内 智
2020.01.07

◇あなたのこだわりは何ですか?

サラリーマン時代、僕は商品を販売するためには、マーケットがどうなっているのか?お客さんがどういった欲求を持っているのか?このことを深く調べて、商品を開発することが大事だと思っていました。一般的に「マーケットイン発想」というやつですね。

だから、勝機がなければ、そもそも商品を作ろうとは思わなかった。口癖は「ターゲットがどう思うだろう?」「この人どっちが好きだろう?」 自分のこだわりや、好みはシャットアウトし、とにかく俯瞰的に、そして客観的に、相手の価値基準でものを見ることを心がけてきました。自分の気持ちが乗るとか、乗らないとかは二の次。それが当たり前のアプローチだと思っていました。

でも・・・最近はこのやり方だけに頼ることに疑問を感じています。

昨今、マーケットイン発想で導き出された解はある程度、同じものになってきていいると言われています。少しマーケティングをかじった人たちが考えれば似てくるのも当然です。そうすると必死になって作った商品でも、意外と売れないんです。

僕らが生活しているこの日常には、多くの商品やサービスが溢れています。それらは少し前には当然存在もしていなかったものです。マーケティングを駆使し、ターゲットのニーズありきで作られた商品やサービス。日常的によく目にするものの多くは、これに当たります。

でも、同時に何の文脈もなく、いきなり生活に現れた商品もあります。そこには顧客目線とか、マーケティングとか、論理的な整合性とか、一貫性という言葉では表現できない考え方が存在しています。作り手の「こだわり」ってやつですね。一般的にはこれをプロダクトアウト発想と言います。

今までの日本のメーカーは、この作り手のこだわりが先行し、作った後に、「さぁどうやって売ろう?」を考えるので、もっとマーケットインの考えになるべきだと言われていました。マイナスに捉えられていたんです。

…でも、これからは実はこの作り手のこだわりこそが、大切になると言われています。

21世紀は「個人」の時代です。既存の枠組みの延長線上で、商品やサービスをただ考えるのではなく、未来はこうありたいという「こだわり」から商品を開発する。自分達が好きだと思ったこと、こだわっていること、情熱を感じること、ときめいていること、そういう想いを優先していい時代が正に始まっています。

こだわりの多くは作り手の体験と繋がっています。だから作り手の言葉には力が入り、それを手にした人はしっかりと耳を傾ける。ストーリーに魅了されるんですね。

ネットやSNSも発展し、昔よりも面白い商品が広がりやすい時代です。それらを目一杯駆使すればいいんです。心が動くことを、とにかくやってみる。自分の心に正直になってみる。そうやって、たくさんの人に発信することでマイノリティから始まった商品、サービスが市民権を得ることだってできるんです。

あなたはどんなことを発信したいですか?

あなたのこだわりは何ですか?

◇THIS IS MEとは?

THIS IS ME は、独立起業、副業など人生のターニングポイントを迎える人のための学びの場、実験の場、共創の場です。

自分は何のために働き、何のために生きるのか?どうすれば自分の才能を活かし、社会に貢献できるのか?自分にとって幸せな人生とはどんな人生なのか?

これまでを振り返り、自分の価値観を見つめながら理想の働き方、自分の幸せについて考えます。そして可能性にフタをすることなく、未来を大きく描きます。

今はできなくてもいい。人に笑われてもいい。自分が本当にしたいこと、力が入ること、感じていることに正直になります。世間体を気にしたり、経済性のみに重きを置くのではなく、どうすることが自分にとって心地よいか?どんな人を喜ばせたいか?どんな未来を創りたいか?にフォーカスし、明日をデザインを行います。

会社勤めだけじゃない。アクションの形も一緒に考えます。大切なことは未来に対する妄想を膨らますだけでなく、そこに小さなアクションを加え、「変化」を生み出すことです。

うまくいった事例やぶつかった課題は
互いに共有します。そして行動を通した気づきから、更に自己理解を深め、それをもとにアクションをブラッシュアップしてゆきます。

自己対話と実験を通して、また、その取り組みを仲間と共にシェアする事を通して、理想の未来を創り出していきます。

自由であり続けるために
自分であり続けるために

あなたのライフワークを共に創りましょう。