種を蒔く
社会情勢が目まぐるしく変化し、グローバル化が進んだ現代。
僕らを取り巻くこの世界は、いつの間にか人間的な暮らしよりも、
経済性のみを追求する圧力だけが強く、そして大きくのしかかってきました。
どこか居心地が悪く、どこか窮屈な世界。
重く停滞した空気は、そこに暮らす個人からいつの間にか社会へと充満し、
それがこの世界に生きる当たり前になっていきました。
結果として、社会の至る所で綻びや皺寄せが現れ、
時にそれは個人の働き方の悩みに、そして地域格差の問題につながっていきました。
みんなが画一的で同じ方向を向いて生きられた時代であれば、
答えはもっとシンプルだったのかもしれません。
しかし、人々の価値観は多様化し、満足を得られづらい時代になってきています。
私たちは、この状況を変えたいと願います。
この世界の重く停滞した空気が社会に生きる個人の集合によって形成されているのであれば、
同じ理屈で個人が変われば私たちを取り巻く環境はもっと良いものへと変わるはずです。
目の前に広がる不揃いのノイズは、自分たちのアクションによって、
整理されたハーモニーへと変わるんです。
世界は変えられる。
経済性のみをただ追求して世界を築くのではなく、
人の持っている情熱、そしてこだわりから体温の見える未来をつくりたい。
人の想いを大切に、はじまりの種を蒔きます。
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