002 自分の才能、強みを理解する
人には必ず、「向き」と「不向き」があり「得手」と「不得手」があります。言い換えれば人には必ず強みがあります。そして強みにも能力と才能の2つがあります。
能力とは教育や訓練、経験によって身につけたスキル。それに対し才能とは生まれながらに持っている資質、センスを言います。これまでの社会では能力を見て人を採用、評価するものの、才能は見られず、評価もされませんでした。「貴方は何ができますか?その経験は何年ですか?」これらは全て能力の確認です。一方で能力は陳腐化するため、常にアップデートとレベルアップが必要です。時代の変遷によって求められる能力は変化していくんです。その結果分かることは…能力を活かして働くのでは、豊かに働くことが出来ないということです。また、求められる能力が才能と合致していないと大きな成果をあげたり、精神的に満たされることも難しくなります。
・・・ではどうすればいいか?
それは自分が持つ才能の中から最も優れたものを選択し、それを活かした能力を磨くことです。すなわち、「才能」と「能力」の合致です。ただし、「才能」というのは厄介で自分自身では分からないもの。なぜならば、人は自分のことを考える時、「希望的観測」で見るからです。憧れや好みを持ち、それに自分を少しでも近づけようとする心理が働くからです。
大切なことは、自分の才能を理解し、それを活かした能力を磨き、自分の持っている情熱に乗せて表現すること。