KOREA SEOUL
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MADE IN JAPANという肩書きは、韓国国内で商品を販売する際に大きな信頼に繋がります。それは韓国国内で放送されるTVショッピングでも同様で、MADE IN JAPNを最大の売り文句として展開する販売者も少なくありません。当プロジェクトはそんな切り口から商品開発を行った事例です。

2017年、ゲルマニウムを使ったアクセサリーが韓国国内で大きなブームになりました。血行促進・ストレス軽減・睡眠改善・凝りや痛みの改善・冷え性対策など様々なアンチエイジング効果があると謳われました。 メーカーは挙って、その商品開発に奔走し、連日あらゆる商品がメディアで紹介されました。

クライアントは同質化を避けるため、原産国に着目。競合する多くの商品は中国国内のメーカーを使って作られていたため、そこをMADE IN JAPANとして差別化できないか？という相談を持ちかけられたところからプロジェクトは始まります。

コストの関係から中国国内で作っている商品を最終加工を終えずに日本に一度移し、日本国内の工場を利用して完成にまで導く。そして、それを今度は販売を行う韓国に移し、MADE IN JAPANとして商品を紹介するというシナリオでした。

プロジェクト開始後、中国に飛び、数あるメーカーの中から条件に会う会社を探しました。TVショッピングでの販売が主になるため、第三者機関の検査をクリアした高い品質基準が必要でした。競争力ある売価設定をするためにも品質だけでなく仕入れ値とのバランスが求められました。生産が一国のみで完結しないため、コスト管理を徹底して行いました。

そのような状況下でメーカーを一社に絞り、並行して日本国内でも最終加工のできる事業者を探しました。韓国における放送日まで日程はタイトでしたが、なんとか期日までに商品を手配することができました。中国、韓国、そして日本。三カ国にまたがる商品販売プロジェクトとなりました。