桃太郎から学ぶ働き方の理念
よく会社のHPなどで目にする言葉、ミッションとビジョン。
どちらがミッションで、どちらがビジョンだったか分からなくなると時々聞きますが、
一般的にはミッションは「使命」、ビジョンは「到達点、将来像」を意味します。
例えば、昔話にある桃太郎のミッション、ビジョンはなんだと思いますか?
彼はおじいさん、おばあさんに拾われ、スクスクと育てられました。
村の人たちからも可愛がられ、大事にされていたわけですね。
郷土愛のような土地に対する愛情が、桃太郎にもしっかり芽生えたわけです。
そこに嫌がらせをする鬼たちが村に入ってきました。
当然ながら桃太郎は、危機感を覚えるわけです。
自分ゴトとして考えるわけですね。
「なんとかしないといけない!」
そして犬、猿、キジを連れて鬼ヶ島に鬼退治に行く。
これが桃太郎のストーリーですが、
ミッションはというと・・・実は鬼退治ではなく、「村の平和」なんです。
これまでと同じように末長く、「村のみんなが平和に暮らせる環境」を守りたいと思い
それを実現するために動くわけですね。
そしてそれを叶えるために取った手段が鬼退治。
ビジョンは「鬼がいなくなり、村の平和を取り戻す」です。
このようなミッションやビジョンをはじめとする行動理念は
何か目的を実現する上で必需品になっています。
人には価値観があり、おそらく無意識のうちに
自分の行動理念みたいなものが存在しているはずです。
それを無意識でとどめておくのではなく、
しっかりと言語化してあげると効果は大です。
アナタの会社のミッションやビジョンはどのようなものですか?
アナタ個人の持っているミッションやビジョンはどんなものでしょう?
よく言われることですが、「個としての理念」と「会社の理念」をあわせることは重要です。
個の理念は個人的な体験と結びついており、説明不可能なもの。
いわば衝動にも似たところがあります。
~しないといけない!
~であるべきだ!
身体が自然と動いてしまうものですね。
もし、この衝動と、会社の理念自体があっていなかったらどうなりますか?
もし、この衝動と会社の理念があっていたらどうなりますか?
ここまでくれば、皆さんお察しだと思います。
当然二つの理念が違っていれば、大きな成果を出すことが難しいでしょう。
そもそも仕事をしていても面白くないですよね。
それに対し、二つの理念がピッタリ揃っていたら
当然、仕事をしていてもやりがいを感じ、楽しくてたまらないわけです。
成果だって出しやすくなるでしょう!
苦しい時にも踏ん張りが効きます。
自分ゴトになるでしょう!
これが自分の理念=会社の理念にするべき大きな理由です。
だからこそ自分が何者か?を知る必要があります。
そのための価値観の掘り下げとして、
私は自分史作りをお勧めしています。
過去の個人的な歴史を振り返り、
感情が大きく動いた時期やその事柄を整理していくうちに
きっと何か共通のパターンが見えてきます。
過去と現在は実は一つの糸でつながっているんですね。
長くなったので、今日はここらへんで。
自分史のススメは、またあらためてさせてもらいますね。
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