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不完全でもいい?

今の仕事をスタートする前、以前の会社の同僚とパートナーを組み、地域活性化をサポートする活動を一緒にしていました。

10年以上前に職場を共にし、一緒に働いた期間はそれほど長くはなかったんですが、働く上での価値観が似ていたんですね。

会社を退社した後、別の道を歩み自分は商社に勤務しモノづくりの世界へ、彼はWEBの世界へ進みました。

互いに異なる専門性を築き、強みを掛け合わせることで、様々な可能性が期待出来るんじゃないか?と考え退社から10年経ってパートナー結成に至ったというわけです。

しかし、実際に活動がスタートすると相手の専門性だけでなく、仕事の仕方にも学ぶ部分があったんです。

自分は生来凝り性で、プロダクトやサービスをローンチするにも緻密に考え準備していました。

いわゆる「完璧主義」ってやつで、中途半端なものを世に送り出すことが嫌いだったんです。

それに対し、彼は30点でも世に出すべきだという考えの持ち主。

自分なりの仮説を立て、それを1日でも早くお客さんに見てもらって、良いのか悪いのかを教えてもらった方が良いと。

そこからブラッシュアップを重ねて100点に近づけようという考えを持っていました。

もちろんWEBの世界(更新が容易な世界)で仕事をしていたことも大きく影響していると思いますが、

そのやり方に触れた当初は抵抗が強く、気持ち悪さを感じました。

でも・・・日に日に彼の言っていることが腹落ちしてきたわけです。

完璧主義は熟考し緻密に準備することが持ち味ですが、弱点としては手数が少ないこと。

これが大企業であれば、事業に対し莫大な予算をかけるのでその慎重さも大きな意味を持ってきますが創業仕立てであれば、全く話が違うわけです。

予算なんかあるわけないですから、正直リスクもない。

あるのは個人の「熱量」と「決断からアクション」が早いという部分だけです。

自分が動かないと何も起きない。

であれば、手数が大事になるのは必至ですよね。

当初は完成度を求めていた自分も、彼の話す言葉にうなづくようになっていました。

誰も見ていないサービスを唸りながら考えるなんて今思えばナンセンス(汗)

誰も見ていないのに発信することに躊躇するなんて時間の無駄ですね。

不完全でもいいんです。未完成でもいいんです。

今見えていることで、とりあえずやってみる。

出来るところまでやってみる。

そうすることで見える景色は自ずと変わるはずです。

自分にとっての合格点を目指すよりも、沢山の人にまず試してもらって、

その声を拾った方が圧倒的に発見が多い!そして早い!

このことを一緒に取り組んだ期間の中で教えてもらいました。

だから今判断に迷った時、必ず聞こえてくるのはこの言葉。

「不完全でもいい!」

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