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不完全さを個性と呼ぶ

先日友人から提案があり、久々に「多己分析」なるものをグループで行いました。

日頃の自分を見ていて、強みに思うところ、

弱みに思うところ、才能として伸ばした方がいいところなど、

メンターからの気づきをシェアし、自身の理解につなげるという内容のものです。

自己評価が低かったり、高かったり、

案外、人というのは自分のことが分かっていなくて、

他人の目に映る自分を知ることで、

自身を正しく理解することに繋がるんですね。

強みや優れていることなど、自分にとって是非とも聞いてみたい内容もあれば、

逆に耳の痛いこともあるわけです。

どこかビクビクして、自分はそんなんじゃない!と思っても

その現実を突きつけられる瞬間は、やはりショックなものです。

僕は長いこと、完璧であることを目指し、

自分ではなく他人になることを追いかけて生きてきた気がします。

「今の自分」に満足せず、常に高みを目指して頑張ってきたつもりです。

でも、所詮人間は不完全なもので、どんなに頑張っても完成することなどありません。

結果満たされないと感じることの方が圧倒的に多かった。

でも、何年か前にその時通っていたスクールの知人にこんなことを言われたんです。その人は男性の方なんですが・・・

「もし仮に自分が女性だったとしたら、トモさんのどこに魅力を感じるか?どこを好きになるか?を想像してみました。そして思ったのが、繊細でありながらも体当たりしていく人間臭い部分です。」

設定がなんとも無理があるように感じるかもしれませんが、彼がここで伝えたかったことは、そういう繊細な部分こそが私の魅力だということです。自分が足りていないと感じていることの中に、人としての「味」があることを気づかせてもらいました。

以前、作家の田口ランディさんもこのように書いています。

「絵を描いてみたい、自分を表現してみたいと思い、参加されたのは「衝動」が強いから。

その衝動は抑圧されたネガティブな感情が原動力になっていたりもします。

どのような人として生まれても、人は必ず何かしらの不完全さをもっています。

その不完全さをどう利用するか・・・で人生は違ってくるのだと思います。

どちらかといえば、ハンディキャップを個性と呼ぶのではないでしょうか。」

強みと弱みは表裏一体です。

不完全であることの裏側には、自分にしか出来ない多くの可能性が秘められています。

足りない部分を卑下し、不足を埋めて他人になろうとするのではなく、

その不完全さを活かして自分にしか出来ないことを考えた方が

人生はよっぽど豊かになると思います。

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